巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

全裸事件

とある国民的アイドルが、酔っ払って深夜の公園で全裸になり、逮捕されちゃいました。


わたしも、べろんべろんに酔っ払って記憶をなくしてしまったりすることがありますので、なんとなく気の毒なような気もいたします。


でも、べろんべろんに酔っ払って記者会見をした政治家はあまり気の毒に思わないのは、なぜなんでしょうか?



実はわたくし、路上にて全裸になったことがございます。




しかも一滴の酒を飲まずに……




あれはわたしが18の頃でしょうか?19の頃でしょうか?

ある秋の夜中、もの凄い嵐の日があったんです。

それはそれはもの凄い暴風雨でした。

深夜です。

わたしは思いました。

「いまだ! アレを決行するのはいましかない!!」

わたしは、玄関に行き、いそいそと服を脱ぎ出しました。

そして全裸に。




わたしが身につけているものといえば、愛用のメガネと靴のみ!




そしてわたしはアレを決行しました。

そう……









全裸になって疾走する!!









うひゃひゃひゃひゃひゃ!









わたしはコレ以上楽しいことはないといった感じで、狂ったような笑い声をあげながら、全裸で嵐の夜を疾走しました!


場所は田舎であり、通常、誰も通らないような道であり、しかも深夜の大嵐ですから、まずは人に見られる心配なし!


とはいえ、全裸で路上になるのは、某国民的アイドルの例を見てもわかるようじ「公然わいせつ罪」であるそうな。


もし、万が一にも目撃した人は、気持ち悪かったであろうなあ。


大嵐の深夜に、まっぱな男がげらげら笑いながら疾走しているのですから、もうほとんどアレか妖怪です。



疾走するわたしにばしばしと雨が激突します。









い…… あたたたたたあたたた!









雨粒がBB弾のような勢いで、全身に当たります。

これが痛い!

マジで痛い!









わたしの狂気のような笑い声は一瞬で終わりました。

わたしは肉体のあらゆるトコロを守るために思いっきり内股になり、両腕で体を抱きしめ









あたたたたたたたたた!








と、わたしはまるで世紀末救世主のような情けない悲鳴を上げながら、家に走り返りました。









ええ、それはもう泣きながら、ぽろぽろと涙を流しながら










良い子のみなさん、決してマネをしてはいけませんよ。

嵐の夜に全裸で走ってはイケマセン!








だってもの凄く痛いんだもん!!



こんなことをやったり公表したりしているから、わたしはバカにされるのです。(泣)