巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

大阪の子どもはヒミツの特訓を ……


どうもこんにちわ。


ぼくは中学一年のときに、神戸から大阪に引っ越しをしました。


そのとき思ったのは、神戸と大阪というと、すぐ近くなのにずんぶんと違うもんだなあということです。


どう違うかですって?


では、これまでヒミツとされてきた、大阪の小中学校。

つまり公教育の特異性ついて語りましょう。


大阪と言えば、なんといっても“お笑い”です。


なぜ大阪にお笑いが発達しているかと言うと、それは公教育に“お笑い修行”が含まれているからであります。


まず、お笑いの基本は、ボケとツッコミですが、大阪の小学校では、一年生から三年生まで、毎日ツッコミの練習をさせられます。


ツッコミ三年と申しまして、一人前のツッコミが入れられるようになるまで、1日千本のツッコミを三年間毎日練習しなければなりません。


いたいけな小学生が、毎日サンドバックや巻き藁を相手に


「なんでやね〜ん!」

「なんでやね〜ん!」


と、ツッコミを入れる姿は、涙なしでは見られません。


四年生から六年生までは、ボケの鍛錬を積みます。

これは、同級生の鋭いツッコミに対して、ふわりとボケで返す技です。


なんといっても三年間、ツッコミの鍛錬を積んだ相手ですから、うっかり頭で受けると、本当にバカになってしまいます。


「大阪の子はあほが多い」


というのは、全国的に有名な話しですが、それは相手のツッコミを頭で受けすぎたせいで、脳障害を起しているとは、大阪府府立てなもんや大学病院脳神経科、花菱ぴーちく教授の非公式見解です。


中学生になると、ツッコミボケ、ノリツッコミなどを練習します。

そして計九年間のお笑いの修行を積んだ者は、義務教育を終了し、高校や社会へと旅立つことになるのです。


しかし全員がお笑い芸人になるわけではありません。


ほんの一部だけなのです。


東京などでは、バカなことばかり言っている子どもに対して


「そんなバカなことばかりやっていると、人さらいに連れて行かれますよ」


と、注意しますが、大阪では違います。


「そんなあほなことばっかりやってると、吉本興業にさらわれて、みんなの笑い者にされるで」


と言います。


これはあくまで噂ですが、お笑いの才能のある子どもは、吉本興業松竹芸能に連れていかれ、『お笑い虎の穴』に入れられて、芸人として厳しい特訓を受けるといいます。


ではなぜこれまでこのような、児童虐待とも取れる話しが他府県に漏れなかったのでしょう?


それは、忍者が、闇に生まれ闇に消えるように、大阪に生まれた者のさだめであり、これらの事実を他府県の者に一切語ってはならないという鉄の掟があるからなのです。



事実このことを他府県の人に喋ろうとした大阪人は、なぜか行方不明になっています。


現在、大阪を支配しているのは、大阪商工会議所であり、大阪商工会議所には、殺しの免許証を持った丁稚(でっち)がいるという噂です。


おそらく、その丁稚が工作員になり、そういった人々を消してしまっているのでしょう。


ただ、大阪商工会議所の丁稚には、唯一の欠点があり、それは納豆に弱いということです。


ぼくがいま、こうしてこのヒミツを語っていて無事なのは、いつも納豆を携帯しているからなんですよ。


ただ最近は、納豆に免疫のある丁稚もいると聞きます。


ぼくもいつまで無事でいられるかわかりません。


きょうも、町を歩いていると、どこからともなくアツアツのたこ焼き弾が飛んできました。


ただ、万が一のことを考え、このヒミツをここに書き記してお……



ごふっ!(吐血!)