Twitter、Facebook、ミクシィといったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)には、その人が普段表に出さない人品や人格が滲み出てしまう傾向があるようです。
SNSには「いいね」や「リツィート」「お気に入り」という自分の投稿に対する反応があり、それがSNSをやる“動機”となり、一種の“報酬”として、やっている人たちに喜びを与える仕組みになっています。
そのため、それまで仲が良かったはずの友人同士なのに、自分の書いた投稿に反対する意見が書かれたり、「いいね」を押さない相手に対し、「最近あいつは俺の投稿に「いいね」を押してくれない。きっと俺のことが嫌いなんだ・・・」などと、ムッとしてしまい、関係にヒビが入るなんていう子どもじみたことが実際に起っています。
なぜ、SNSの投稿に反論されたり「いいね」が押されないということだけで、不愉快な感情になってしまったりするかというと、その投稿に、その人の“本音”が、書かれているからでしょう。
リアルで対談しているときは、そのときの雰囲気や顔の表情なども読み取りながら会話をするものですが、SNSではそれはありません。さらに、書き込むときに、その人は潜在的であろうとも、他者からの「いいね」等の好意的な賛同という報酬を期待しているわけです。
そのとき、報酬であるはずの「いいね」がなかったり、期待していた報酬ではなく、逆に反論をされた場合、生傷を無遠慮に触られたような痛みを感じ、ムッとしてしまうのです。
また、そういった投稿でムッとした場合、投稿した本人は「俺は正しいことを主張しているのだ。みんな賛同してくれるハズだ」とか、「みんなが知らない情報を、俺は知っているから、みんなに教えてやるのだ」といった、上から目線で投稿をしています。
それは普段、リアルではあまり語らない政治や、思想を語ったり、本音の部分や感情的な部分を語る場合、余計に出てきます。
そしてそこにその人が普段隠している、人品や人格も出てきてしまうわけです。
だからこそ、「自分は正義、自分の意見に賛同しない者は悪であるか敵」という短絡思考になり、ムッとするんでしょうね。
Twitterは別名「バカッター」とか「バカ発見器」といわれますが、SNSは賛同という報酬が欲しいために、バカなことをワザとやってみたりするのでしょう。
そして多くの場合、今回の私のような意見が出て、「自分も気をつけよう」と思ったとしても、ほとんど効果がないということもあります。
なぜか?
だって、「俺は正しいことを主張しているのだ。みんな賛同してくれるハズだ」とか、「みんなが知らない情報を、俺は知っているから、みんなに教えてやるのだ」といった、上から目線で投稿いるわけです。
つまり自分は正義! 自分は正しい意見を語っていると思っているわけですから、反省のしようがない!
ただ、もし「いいね」等の報酬が気になっているとしたら、あなたは【いいね依存症】のような病的感覚になってしまっていることだけは、自覚してほしいものです。
SNSは楽しいものですが、こんなもので人間関係にヒビが入ったり、鬱々とした気持ちになるのはバカバカしいですから。
巨椋修(おぐらおさむ)拝
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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