巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

「死後の世界」は必要なのか?



 誰しもが一度は疑問を持ったことのある問題に、

 「人間死んだらどうなるか?」

 というものがある。人は死後の世界というものが気になって仕方がない生き物であるらしい。世界の宗教を観ても、そのほとんどが死後の世界について語っている。


 なぜ人類は、死後の世界を考えるのであろうか? 

 それは人間が巨大な脳を持ちながらも「生まれる前の記憶」や「死んでからの記憶」がないからだといわれている。


 また、人間はもちろん、生物というのは、死や痛みを恐怖することで生存競争に勝ってきたのである。死や痛みが平気であったら、種は子孫繁栄どころか、たちまちにして滅んでしまったであろう。

 まして巨大な脳を持ってしまった人類にとって、


 なぜ生まれてきたのか?
 生まれる前はどうだったのか?
 なぜ生きるのか?
 死の恐怖から逃れることはできるのか?
 死んでしまった人はどうなるのか?


 といったことが気になって仕方がない生物のようだ。


 さらに人類にとっては、死後の世界は在った方が「都合が良い」とも考えられる。

 近しい人が死んだとき、それはただの土くれになってしまうと思うよりも「どこかで見守っていてくれる」「天国に行くのだ」と考えたほうがいい。


・悪事を働きそうになったとき「ご先祖様が見ている」「神さまが見ている」「悪いことをしたら地獄に落ちる」と、思うことで秩序が保つ効果がある。

・人に殺意を持ったとき「殺せば祟られる。呪われる」「悪い奴は地獄に落ちる」と考えることで殺意を抑えることができる。

・自分の命が尽きるとき「天国へ行く」と思うことで死の恐怖から遠ざかることができる。


 このように考えると、人類にとってたとえ科学では証明できなくとも「死後の世界は在った方が良い」ということになるのかもしれない。


 もちろん、いまだ科学の世界でも、死後の世界は存在しないという証明はされていない。

 同時に死後の世界は存在するという証明もされていない。

 ただ、遠くに住んでいる人が死の瞬間に夢枕に立ったという人もいて、嘘をついているとは思えない人もいる。

 自分は無宗教だという人だって、お墓参りをしたときに「きっとおばあちゃんは喜んでるよ」という会話に違和感を覚える人は、少ないだろう。

 と、するならば、我々は何となく死後の世界はあると思っていたほうがいいのではないだろうか?

 ちなみにわたしは、死後の世界はある・・・ と、思っている。





巨椋修(おぐらおさむ)拝


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