白米陰謀論というのを考えた。
陰謀論政党「参政党」の吉野敏明氏は、
と、小麦粉は少なくとも平安時代以前から日本にある。うどんやそうめんがあり、戦国時代には南蛮菓子としてカステラが作られていた。
江戸時代になり日本人の健康を損なったのは小麦粉ではない。白米である。日本で白米が食べられたのは江戸・大阪といった大都市のみであった。
やがて明治維新になり、日本は帝国陸海軍を抱えるようになる。
日本に脅威を覚えたロシアのユダヤ金融機関は、日本にある噂を流す。「軍隊に入ったら白まんまが腹一杯食える」という噂である。
日本は瑞穂の国というほどコメ信仰がある国であり、庶民にとって白米を腹いっぱい食べるというのは夢であったのだ。
軍隊に入ったらその夢がかなうと思った人々は軍隊に殺到した。軍としても白米を食わさないと反乱がおこるかもしれず食わすしかなかった。食わしてさえいえば、日本人はいうことを聞いた。
海軍はこの陰謀に気が付きいち早く、パン食など小麦粉を使った料理を使ったため、脚気による死亡者は出なかったが、陸軍は悲惨であった。
そして断固として、陸軍に小麦粉食や麦飯を入れなかったのが鴎外森林太郎であったことは知られた事実だ。