巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

怒りという感情

 怒りというのは、自分が認めたくない感情が起ったときに出てくる心の反応。


 人は「自分にとって都合が悪いことや困ること」をやられたり言われたりすると、それに対して「怒り」という感情であらわす。

 

 親が子供に怒るのは、それは「子供のため」というよりも自分に都合が悪いから怒る。

 

 部下の失敗を上司が怒る場合も、会社のためというより自分に都合が悪いから怒る。

 

 もうひとつは人は不安になったとき、なりそうなときに怒りの感情が湧き上がってくる。
 
 人間がもっとも求めるのは安心でもっとも嫌うのが不安。不安はなかなか耐え難いので、人は不安を不満にすり替え、そして怒るのだ。

 

 そして人は「自分をバカにするな」「もっと俺を尊重しろ」と思ったときに怒る。それはやはり自分にとって都合が悪い事なのだ。

 

 つまり怒りやすい人というのは、いつも不安を抱えていて、バカにされたくないと思っており、ビクビクしている人だといえる。

 

 怒りやすいと自覚がある人は、ムカッときたとき「はたしてこれは自分にとって本当に都合の悪いことなのか?」と問い直せばいい。

 

 問い直すというのは知性や理性を使う脳の前頭葉という高度な部分使うということで、怒りを感じる原始的をコントロールしてくれる。

 

 もし自分に都合が悪いことや困ることだったら、そのときは「怒る」のではなく「叱る」なり「たしなめる」なりをすればいい。

 

 ちなみに人は赤ちゃんに近いほどよく怒る。

 

 つまり幼い人ほどよく怒るのだ。