巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

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謎の島国マダガスカル


 さっき知ったムダ知識である。アフリカの南東部にマダガスカルという島国がある。

 アフリカ大陸から400キロメートル離れているという。おおよそ東京から大阪、あるいは東京から気仙沼くらい離れていることになる。

 おもしろいのは、ここに住んでいる人たちの人種。

 アフリカの南東部だからニグロイド(黒人)であるかと思いきや、なんとモンゴロイド黄色人種)との混血であるというのだ。


モンゴロイドの面影を残すマダガスカルの人たち。もちろん、ニグロイドそのものといった人たちもたくさんいるみたいです。
(写真はhttp://takitada.blog.fc2.com/blog-entry-809.htmlより引用)


 そして喋っている言葉は、オーストロネシア語系の言葉だという。オーストロネシアというのは、フィリピンやインドネシアといった東南アジアの島々、ハワイやニューギニアといった太平洋に点在している島々の言葉の系列であるという。その中でも、マレーシアにある。ボルネオ島の言葉に近いというのだ。

 ちなみに、マダガスカルから、太平洋の島々までインド洋を横断しなければならないのだが、その間に水や食料を補給するような島はほとんどない。

 もし仮に、大昔の太平洋のボルネオ島に住んでいた人が漂流してマダガスカルに住み着いたと仮定しても、マダガスカルに人が住むようになったのは、紀元前4〜5世紀と言われていて、太平洋の島々の人たちは、せいぜいカヌーしかなかったと考えられていて、そんなカヌーでどうやって広い広いインド洋を越えていったというのだろう?

 しかもマダガスカルの主食はお米で、日本人の2倍ものお米を食べているんだとか。

 このお米、つまりは稲作も紀元前4〜5世にマレーシアやボルネオから流れ着いた人たちが持ち込んだものらしい。

 いや、稲作を伝えたということは、もしかしたら彼らは漂流したのではなく、マダガスカルを目指して航海したのかも知れない。

 漂流にせよ航海にせよ、まさにグレードジャーニー(偉大なる旅)だ。グレートジャーニーとはアフリカで誕生した人類がアフリカ大陸を離れ、やがてアラスカ海峡を渡り、アメリカ大陸を南下して全世界に満ちてくることをいう。

 マダガスカルのアジア人たちは、その生まれ故郷近くのマダガスカルに戻っていったのだから。





 巨椋修(おぐらおさむ)拝


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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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